| 対象国・地域 | 東南アジア(タイ・フィリピン) |
| 分野 | 鉄鋼/資源循環 |
| 支援カテゴリー | 海外市場調査・リサーチ |
| 背景・課題 | 脱炭素化に向けた鉄鋼生産の転換などを背景として、鉄スクラップは重要な資源として注目される一方、各国の需給状況や輸出規制、品質、物流条件等によって、海外からの安定的な調達可能性は大きく異なります。 本プロジェクトでは、専門商社による東南アジアでの新たな鉄スクラップ調達先の検討に向け、複数の国・地域を対象として、市場環境や調達可能性を比較する調査を実施しました。 単に市場規模や価格を比較するのではなく、「実際に日本向けに調達できるか」「継続的な取引につなげられるか」という観点から、調達先候補の絞り込みと、その後の現地調査・事業化に向けた検討を支援しました。 |
| プロジェクト概要 | 東南アジアの複数の国・都市を対象として、鉄スクラップの市場・需給状況、価格、品質、輸出に関する制度・規制、物流条件、製造業・工業団地等の集積状況について調査・比較しました。 各国・地域を共通の評価軸で比較することで、海外調達先としての可能性と制約を整理し、より詳細な調査を行う候補国・地域を絞り込みました。 さらに、有望地域については、市場・サプライチェーンの構造、回収・集約の仕組み、品質管理、物流・輸出実務等について調査項目を具体化し、現地調査やサプライヤー候補の探索、その後の調達スキーム検討につながる調査設計を行いました。 実際の調査では、短期的な取引可能性を確認する地域と、中長期的なサプライチェーン構築を検討する地域を分け、それぞれ異なる調査アプローチを設計しています。 |
主な支援内容
- 東南アジアにおける鉄スクラップ市場・需給動向の調査
- 複数国・地域の調達可能性の比較評価
- 現地価格および日本向け輸送を含むコスト条件の調査
- 輸出入制度・規制・許認可等の調査
- 鉄スクラップの供給余力・品質に関する調査
- 物流・港湾等の輸送条件の調査
- 工業団地・製造業集積等を踏まえた供給可能性の検討
- 有望な国・地域の絞り込み
- 現地調査・サプライヤー探索に向けた調査設計
- 将来的な調達スキーム・事業化に向けた検討

※掲載写真は本調査の対象分野をイメージしたものであり、本調査において撮影されたものではありません。
調査から、実際の海外調達・事業化へ
海外で新たな調達先や事業機会を探索する場合、公開情報を収集するだけでは、実際に取引が成立するかどうかを判断することはできません。本プロジェクトでは、「複数市場を比較する → 有望な国・地域を絞り込む → 現地で確認すべき事項を明確にする → サプライヤー・パートナー候補を探索する → 調達・事業モデルを検討する」という段階的なアプローチを採用しました。市場調査を単独の成果物として終わらせず、その後の現地調査や具体的な海外事業の意思決定につなげることを重視した事例です。実際に、調査後のステップとして対象地域の絞り込み、訪問候補先の選定、アポイント取得方針、現地調査工程まで検討しています。
※守秘義務等の観点から、クライアント企業名および個別の調査結果は非開示としています。


